おっと 大畑です。
オーナーチェンジ物件が居住用物件に比べて安くなる理由を、支払例を踏まえてわかりやすく説明します。
1.支払例の比較
まず、1億円のマンションを居住用とオーナーチェンジ(投資用)で購入した場合の支払い例を見てみましょう。
居住用(住宅ローン)の場合:
自己資金:2,000万円
ローン期間:35年
金利:0.345%
月々の返済額:約20.2万円
総支払額:約8,493万円
オーナーチェンジ(投資用)の場合:
自己資金:2,000万円
ローン期間:30年
金利:2.0%
月々の返済額:約29.6万円
総支払額:約1億645万円
このように、オーナーチェンジ物件では居住用物件に比べて月々の返済額が約9.4万円も高くなります。また、総支払額も大きく増えるため、投資家にとってはかなりの負担になります。
2.オーナーチェンジ物件のリスクと金融機関の対応
オーナーチェンジ物件は、賃借人付きの状態で売買されるため、投資家は物件を自分で使うことができず、家賃収入に頼ってローンを返済することになります。しかし、賃借人が退去したり、家賃滞納が発生したりすると、投資家が直接ローンを返済しなければならないリスクが高まります。
金融機関はこうしたリスクを考慮して、オーナーチェンジ物件に対しては金利を高く設定し、ローン期間を短くしています。これにより、ローンの未回収リスクを低減しようとしているのです。
3.なぜオーナーチェンジ物件は安くなるのか
上記の理由から、オーナーチェンジ物件を購入する際には、投資家が高い金利と短いローン期間に対応する必要があります。つまり、月々の返済額が大きくなるため、物件価格を下げて負担を軽減する必要があります。
投資家が収益を得るためには、月々の返済額を家賃収入でカバーし、さらに利益を上げる必要があります。そのためには、物件価格を相場より安く設定し、購入しやすくする必要があるのです。これが、オーナーチェンジ物件が居住用物件より安くなる主な理由です。
要するに、オーナーチェンジ物件の価格が安いのは、投資家が高い返済額に対応しつつ、リスクを考慮しても利益を出せるようにするための調整であり、これが物件の安さにつながっているのです。
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