不動産売却の裏側：謝礼要求が与える影響
大畑清一郎
おっと、大畑です。
不動産を売却する際、仲介会社の営業マンが謝礼を求めることが取引に影響を与えることがあります。この問題が、売主や買取業者にどのような影響を与えるかを知っておくことは重要です。
1. 謝礼を求める構造
仲介会社の営業マンは、買取業者に物件情報を優先して提供する見返りに、個人的な謝礼を求めることがあります。これにより、買取業者は営業マンに従わざるを得なくなり、透明性の欠けた取引が生まれることがあります。
2. 真面目な業者が受けるリスク
誠実な買取業者は、売主の利益を優先し、謝礼を支払う代わりに高値で物件を購入したいと考えます。
しかし、謝礼を拒否すると物件情報が得られなくなるリスクがあります。そのため、結果的に誠実な業者が市場から締め出される恐れがあるのです。
3. 売主への影響
謝礼が絡むことで、営業マンが物件価格を不当に抑えることがあり、売主は本来得られるべき利益を失うことがあります。
知らないうちに売主は100万円以上の損失を被ることもあり、表向きは良い取引に見えても実際には不利な条件で進んでいる場合があります。
4. 市場全体への影響
こうした謝礼取引が広がると、市場の競争が歪められ、透明性が損なわれます。誠実な業者が排除され、売主の選択肢が減少するため、市場全体の健全な取引が危うくなります。
5. リスク回避策：情報が集まりすぎる会社に注意
物件情報が大量に集まる仲介会社では、営業マンがその情報を利用して自分の利益を優先させることがあります。売主は、直接買取業者と取引することで、こうした不透明な取引から解放され、適正な価格で物件を売却できる可能性が高まります。
まとめ
物件情報が集まる会社で営業マンが謝礼を求めると、取引の透明性が失われます。売主がリスクを避けるためには、直接買取業者と取引し、公正で透明な取引を進めることが賢明です。
開業から約10年、本当に多くの方々に弊社をご利用いただきました。心より感謝申し上げます。これからも地域に貢献できる唯一無二の会社として社員一同邁進致します。