神戸市中央区の土砂災害について調査しました

直井翔介

全国ニュースでも流れているように熱海市で甚大な土砂災害が発生し、伊豆山の町や道路に猛烈な土石流が流れる映像をみてショックを受けました。今日も国やたくさんの地域から派遣された自衛隊、消防、警察の方々が最前線で懸命な救助活動をされています。被災された方々に心からお悔やみを申し上げると共に、安否不明者の方々が救助される事を願っています。

最前線での救助活動だけでなく行政・民間が一体となって被災者のサポートしている中、有事の際にどう災害と向き合えばよいのか。
不動産会社としてお取引の際に必ずご説明している内容ですが、改めてお伝えしようと思います。

自然と共存して生活している

私たちの住む神戸は海と山に囲まれた自然豊かな形状の都市です。それぞれの季節には四季折々の風景や食べ物が楽しむことができます。
平坦地が少ないため、水災害が発生しやすい環境でもあります。
津波や土砂災害、河川の氾濫等自然と共存する中で避けては通れない災害があります。
災害に対する構えとして災害警戒区域の認知や、その対策を私たち市民は心得ておく必要があります。

土砂災害警戒区域

土砂災害警戒区域とは「土砂災害の恐れがあり、警戒避難体制の整備を行う区域」と定義されています。土砂災害警戒区域に指定されると市町村により、警戒避難体制の整備が行われます。市町村は、警戒区域ごとに警戒避難体制(情報の収集・伝達、避難など)に関する事項を定めます。また、災害時要援護者の円滑な警戒避難を実施するため、土砂災害に関する情報等の伝達方法を定めることになっています。

警戒区域とは土砂災害の可能性があるため、有事の際には避難場所等をあらかじめ決めておきましょうという区域です。

土砂災害特別警戒区域

土砂災害特別警戒区域とは、警戒区域のうち土砂災害が発生した場合,建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で,一定の開発行為の制限や居室を有する建築物の構造が規制される土地の区域です。
例えば、一定規模の開発行為や建築物の構造の規制を行うといった厳しい措置がとられます。
つまり下図のように特別警戒区域は山間部のまさに麓にあり、警戒区域はそのまだ下部に位置します。

土砂災害警戒区域

土砂災害防止法は広島県の豪雨災害がきっかけ

山地が7割を占めている日本国土は地質的に脆く,毎年梅雨時期の集中豪雨や台風の大雨などにより土砂災害が発生しています。広島県で発生した平成11年6月の豪雨災害をきっかけに制定されました。
兵庫県では土砂の崩壊・流出・地すべりおよびがけ崩れによる災害を防止するため、そうした災害の危険のある土地をそれぞれ砂防指定地、地すべり防止区域および急傾斜地崩壊危険区域に指定して管理を行っています。

砂防指定地

山の斜面が降雨等で削り取られたり、渓流の川底や川岸が水の流れによって侵食されたりすることで土砂が発生します。この土砂が下流の河川へと流されて川底に堆積し、河床上昇による洪水の原因となります。
これを防止するため、土砂の生産を促すような行為を制限する必要がある土地や、流れ出す土砂の量を調節するため砂防えん堤や護岸といった砂防設備を設ける必要がある土地を国土交通大臣が砂防指定地として指定します。

地すべり防止区域

地すべりによる被害を防止したり、軽減したりするため、地すべりを誘発助長するような行為を制限する必要がある土地や、地すべり防止工事を行う必要がある土地を国土交通大臣や農林水産大臣が指定します

急傾斜地崩壊危険区域

がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)による災害から住民の生命を保護するため、がけ崩れを誘発助長するような行為を制限する必要がある土地や、急傾斜地崩壊防止工事を行う必要がある土地を兵庫県知事が指定します。

自然災害と向き合う

阪神・淡路大震災、東日本大震災などが発生したように・・・自然災害はいつ、どのように起こるのか、だれにもわかりません。
そのためにも災害に関する知識、避難行動や日頃の備えなど、大切なものを守るための情報を取得することが大切です。

神戸市危機管理室では、KOBE防災ポータルサイト SONAEtoU?を作成し、情報の共有を行っています。災害への注意や情報収集の仕方等を紹介しています。

神戸市中央区の災害時緊急避難場所一覧はコチラ

身近な大切な人を守るためにしっかり災害への知識や情報を共有し、自然災害と向き合いましょう。

わが家の避難マップをつくろう

災害が起こった際に、”どこに避難をするか”を知っていることが大切です。
神戸市ではわが家の避難マップを作成することを推奨しています。

警戒区域にかかわらず、万が一の備えのためにご家庭で”わが家の避難マップ”の作成をご家族でしてみてください。
土砂災害わが家の避難マップの作り方

わが家の避難マップ

日頃の備え

災害に備えるために日頃から準備しておくことをご紹介します。

家庭内備蓄

大規模災害が発生した場合、交通網や行政機能が麻痺し、救援物資がすぐに届くとは限りません。
家庭内備蓄を、「最低でも3日分、できれば7日分」行いましょう。飲料水は、1人1日3リットルが目安です。
備える方法としては、いわゆる災害用品を買い込んで、定期的に交換する方法や、「ローリングストック法」という、日常生活の中で使っているものをちょっとだけ多めに買って使ったら買い足していく方法などがあります。
無理をせず、自分に合った備えの方法を取り入れてみてください。

※「ローリングストック法」(回転備蓄)
この方法を活用すると、日常的な補完で、普段食べなれているものや賞味期限の短い食品なども備えることができます。

持ち出し品の確認

災害はいつどこで起こるか分かりません。携帯電話など最小限のものはいつも持ち歩きましょう。
また緊急時のため、非常持ち出し品をチェックリストを下記サイトを参考に準備しておきましょう。
持ち出し品チェックリスト

※1人ずつ、両手があくリュックサックなどに入れて、すぐ取り出せるところに置いておきましょう。
※持ち出し品には優先順位をつけて、持って行動できる量にしておきましょう。
※避難所等へ避難をする際、可能な限り、水や食料も持参しましょう。

まとめ

災害はいつどこで起こるのか誰にもわかりません。だからこそ、日頃からの準備や有事の際の情報共有が必要です。
神戸市では積極的に災害時の二次災害防止への取り組みに力をいれていると感じました。
こういったサイトや情報もご紹介させていただくことにより、より多くの皆様が安心して暮らせるように活用していただければと思います。

 

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住所/神戸市中央区中山手通3丁目10-6
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