住宅ローンの「1.25倍ルール」って何?金利上昇時のリスクと注意点

2024.10.03
アバター画像大畑清一郎

おっと、大畑です。

日銀の政策金利が上昇し、住宅ローンの金利も今秋から上昇し始めていますね。この状況下で知っておきたいのが「1.25倍ルール」です。

1.1.25倍ルールとは?

「1.25倍ルール」は、金利が上昇しても月々の返済額が急激に増えないようにする仕組みです。金利が上がっても、すぐに支払いが増えるわけではなく、今の支払割合が変わるだけです。

では、実際に支払額が変わるのはいつか? ローンを組んだ時期を起点に5年ごとに見直しされます。見直し時に金利が上昇していても、支払額は最大で1.25倍までに抑えられます。しかし、1.25倍を超える場合は、元金の返済が後回しに。この後回しが非常に怖いのです!

2.一括返済のリスク

基本的には、元金返済が後回しにされた部分は完済期日に一括返済が必要になります。金利が上昇した影響は、どんどん後回しされることになるので、ご注意ください。

3.パワーカップルへの影響

高収入を背景に高額な住宅ローンを組む「パワーカップル」は、金利上昇による家計への影響をもろに受けます。ペアローンで住宅を購入する際は、金利上昇を十分に考慮し、借入額を慎重に決めてください。

まとめ

「1.25倍ルール」は金利上昇時の負担を抑えますが、長期的な返済計画が重要です。今後の金利動向をしっかりと見据えた対応が求められます。