『Derire （デリール）』相楽園西通り沿いに、ミシュラン1つ星出身シェフのフレンチのお店

皆様、こんにちは！ちょっとごきげんいいですね。トアネットのめぐみです。梅雨入りももうすぐ。あちらこちらで綺麗な紫陽花が咲き始めましたね。気温湿度共に高くなってきたので、皆さま、どうぞ水分補給などして、体調管理なさってくださいね。

さてこの度私は、「TN」(イタリアン料理店)跡地に 5月24日にオープンしたばかりのフランス料理店「Derire（デリール）」に訪問して参りました。

ミシュランガイド兵庫2016特別版で1つ星★獲得の「御影ジェンヌ」や旧居留地朝日ビルディング北側の「ル レストラン マロニエ」出身の シェフが、独立オープンされたとあって。

さあ、どんなお料理を頂けるのでしょう。楽しみ楽しみ❢

場所

「Ｄerire（デリール）」までは、最寄りの市営地下鉄県庁前駅 西出口4から、徒歩7分です。（393ｍ）

西出口4から階段を上り、地上へ。そのまま横断歩道を渡り、真っ直ぐ進みます。(生田新道を西方向へ)

生田新道の1つ目の4叉路で右へ、横断歩道を渡ります。（山側へ，北へ）

左側にロイヤルホスト、右側にセブンイレブンといった感じで、そのまま緩やかな上りを少し進み、山手幹線の4叉路に出ますが、そのまま真っ直ぐ横断歩道を渡り、（北へ，山側へ）

左側の一方通行の道を渡ります。（左へ）ポストの背後にあるのは、 兵庫県神戸総合庁舎です。

紫陽花が綺麗ですね。毎年この季節、目を楽しませてくれる青い紫陽花です。

山側へ緩やかな上り道を進みます。　左手には、もうすぐ閉館予定の生田文化会館、聖ミカエル保育園、関西国際大学神戸山手キャンパス（以前は神戸山手大学）と続きます。右側には緑豊かな神戸市立相楽園があり、閑静な落ち着いた雰囲気です。

店舗外観

マンションの1階にある レストランDerireへ到着すると、溢れんばかりに沢山の贈花が飾られていました。5月24日にオープンされたばかりの新店に、期待が膨らみますね。

平成14年度、神戸マイスター西洋料理の谷崎政巳氏からの贈花も飾られていました。

Dejeuner (デジョネ)とは、フランス語で 昼食だそうです。 完全予約制で、昼と夜、共にAコースBコースがあるようです。 さあ！中にお邪魔することにしましょう。

店舗内観

クラシカルな落ち着いた雰囲気ですね(^-^)　昼12時一斉スタートとのことで、既に 先客がいらっしゃいました。

4名用のテーブルが4つ、2名用のテーブルが1つ、ゆったりと配置されていました。広々とした空間で、落ち着きます。

私は 検温消毒後、奥の4名用テーブルの席に通されました。席に腰掛ると、隣の壁に大きな鏡、左奥の厨房に立つシェフさんが見えて、 良い香りがしてきました(^-^)。

初夏の花が飾られていました。緑が大らかで素敵ですね。

メニュー

ドリンクメニューです。完全ワンドリンク制となっています。アルコールメニューと、

ノンアルコールメニューがありますね。

私は、ノンアルコールのスパークリングワインで、「ピエール」というものを頂きました。

レモン、すだち、ライムの柑橘系とのことです。清々しくフルーティーなすっきりした味で、これからのお料理に、特にメインの魚料理にも合いそうです。

予約しておりました、デジョネAのメニューです。

アミューズ(amuse)…フランス語で「お楽しみ」という意味があり、単体で供される、一口大のオードブルの一種。

アミューズは、先付お通しといった和食文化の影響を受けたシェフによって、現代のフランス料理に取り入れられたそうです。

初夏の豆  明石ダコ　青りんご…

上品な甘味のしっとり滑らかなうす豆のムースに、青りんごのシャーベットが乗っています。合わせて頂くと、口の中で清々しく爽やかなハーモニー。新緑のような色合いでとても涼し気で美しい。小口切りの明石蛸がもちもちと、食感にアクセントを加えている。初夏にぴったりの美しく口解けの良い一品です。

オードブル…フランス語で「前菜」という意味で、スープの前に提供される料理。

鮪 牛腿肉 … 和歌山県産の鮪のタルタルと牛腿のコンフィー。茶色のソースは トリュフ、ピンクのソースはフランボアーズのヴィグレットソース。上には茗荷の千切りがアクセントになって、穂紫蘇の花が繊細に華やかさをプラスしています。

とろ鮪のような脂ののったタルタル、牛腿との調和が素晴らしいです。2種のソースを替えながら、味の変化を楽しみました。ピンクのお皿とお料理の色彩がぴったりマッチして、目で感動を味わいました。

季節野菜のスープ…

明石のかぶのポタージュ… 滑らかな 明石のかぶのポタージュに、 ベーコンパウダーと　浅葱と エキストラバージンオリーブオイルが華やかな彩りと味にパンチを加えているようで、しっかり強めの味でした。

一品ずつ、タイミング良くサーブして頂けます。

フランスパンに手作りのバターが添えられて。バターは、生クリームとチーズと少しだけ塩を加えられて作られているそうです。ふわっとした食感で、乳製品らしさを感じられる優しい味でした。

メイン料理…　Dejeuner Aでは、魚料理又は肉料理を選びます。私は、魚料理を頂くことにしました。いさき　ホタルイカ　あさりのリゾット…  白ワインソースの上に あさりのリゾット、　長崎県のいさきのポアレと 兵庫県産のホタルイカ、アスパラ、オクラ、フェンネル(ういきょうの新芽)が姿美しく盛られています。

皮目がパリッと香ばしく焼かれた”いさき”は、ふっくら肉厚で上品な薄味。アサリの味が染み渡ったリゾットと、とても調和しています。つるんとしたホタルイカも、味わうほどに益々旨味が増してきます。

細身のアスパラは、ぽくぽく歯応えで、オクラ、フェンネル共に緑が美しいですね。

更には、コクもあって爽やかな酸味もある白ワインソースは、全てにとてもよく合って、素晴らしい味わいでした。

デザート…

ショコラ セロリ バニラ…

温かいショコラムースと冷たいバニラアイスの温度差が絶妙 。そこへセロリの風味のチョコレートソースをかけて頂きます。控えめな甘味で　コーヒーによく合いました。

飲み物は、コーヒー 紅茶 エスプレッソのいずれかで。

ひとくち焼菓子…  黒蜜ときな粉のしっとりしたパウンドケーキとチョコクリームのビスケットです。手作りの温もり感。

全てとても美味しかったです。ご馳走さまでした。

さて私事ですが、実はオープンから2日後　友人とお昼伺う機会がありました。その時のお料理もふれておきますので、もしよければどうぞ(^^)vその日は、お肉料理を頂きました。

アミューズ…白鷺サーモン ポロ葱 柑橘 。サーモンもっちりとろり、ポロ葱軽やか、柑橘の酸味が爽やか

オードブル…フォアグラガトー 牛腿肉  トリュフ。甘味もある濃厚なフォアグラに牛腿肉のコンフィーが絶妙な調和。トリュフソースも味わい深い。

季節のスープ…インカのめざめ(黄色いじゃが芋)のスープ。濃厚なインカのめざめが素晴らしい。ベーコンチップなどアクセントが効いて塩味しっかり。

メイン料理…六白黒豚 シェリーヴィネガー えごま。ソースはヴィネガーの酸味、豚肉はふっくらで、あっさりした味わい。

デザート…パイナップル ココナツ カルピス。

パイナップルとココナツのダブルトロピカル、甘く爽やかなカルピスで 、素晴らしい調和。爽やかお味で、初夏にぴったりのデザート後を引く美味しさでした。

私は、こちらのレストランに新装開店直後2度にわたりお邪魔しましたが、両日ともにとても美味しいお料理を頂きました。店内もとてもクラシカルな雰囲気で落ち着いて食事ができ、素晴らしいひとときを過ごすことが出来ました。

皆さま、閑静なこの辺りを散策される時など、どうぞお立ち寄り下さいね。

店舗概要

Derire （フレンチ / 県庁前駅、花隈駅、元町駅（ＪＲ））

昼総合点★★★★☆ 4.5